「日本語知らぬ」22000人 公立小中高校の外国人 過去最多 九州・山口は423人
「日本語知らぬ」22000人 公立小中高校の外国人 過去最多 九州・山口は423人 8月1日10時7分配信 西日本新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070801-00000009-nnp-soci Courtesy of Matt Dioguardi 九州・山口の公立小中高校に在籍し、日本語の指 導が必要な外国人児童生徒が昨年9月現在で計42 3人に上り、4分の1の105人は指導自体を受け ていないことが31日、文部科学省の調査で分かっ た。全国では同児童生徒が2万2413人と過去最 高に達し、14%が指導を受けていないことも判明 した。同省は対策を検討する有識者会議を設置、9 月に初会合を開く予定。 日系人労働者の増加などが要因。日本語の理解が 乏しい児童生徒は愛知が最多で4089人。次いで 神奈川2404人、静岡2343人、東京1762 人の順だった。全体で前年同期より8%増え、4年 連続の増加となった。 九州・山口では、福岡が211人と最多。次いで 熊本55人▽山口41人▽大分36人▽鹿児島26 人▽宮崎22人▽長崎21人▽佐賀11人‐だった。 母国語別では、全体でポルトガルが38、5%と トップ。中国、スペインを含む3つの言語で全体の 7割以上を占めた。九州・山口では、同児童生徒の 数が横ばい傾向にあるものの、中国が全体の4割を 占め、日中関係の緊密化がうかがえた。 各自治体は、日本語指導員の派遣や特別講義など に取り組んでいるが、「財政難で教員増は難しい。 児童生徒の在籍期間が短い場合もあり、中長期的対 応は取りにくい」(熊本県教委)との声も上がって いる。 =2007/08/01付 西日本新聞朝刊= ENDS